
Fラン大学。関東には130校余り。圧倒的に多いのは東京。次いで埼玉、神奈川。
この記事に都県別Fラン大学一覧早見表を載せます。(国公立のFラン大学はありません)
併せて、Fラン大学ランキングの信憑性やFラン大生の就職事情についても解説。行く意味のあるFラン大学、おすすめできるFラン大学を探ります。
この記事をご覧になれば、関東地方のFラン大学がわかるだけでなく、大学の選び方もわかります。
- 関東地方1都6県のFラン大学一覧
- Fラン大生の就職活動における実情と可能性
- 偏差値という指標以外で大学の価値を判断する視点
- 自分に合った大学を見つけるための考え方
Fラン大学【関東】一覧
Fラン大学に関する簡単な説明と関東のFラン大学一覧。
- Fラン大学の定義
- 東京56校
- 神奈川21校
- 千葉19校
- 埼玉22校
- 群馬6校
- 栃木5校
- 茨城7校
- Fラン大学に国公立はない
Fラン大学の定義
Fラン大学一覧を掲載するにあたり、「Fラン」の意味について簡単に触れておきます。
「Fラン」とは、河合塾の偏差値区分「ボーダー・フリー」から派生した俗語。公式の定義はありません。
一般的には偏差値が35未満の大学をFラン大学と呼びますが、「偏差値が40以下はFラン大学」「日東駒専未満はFラン大学」という見方も散見されます。
「Fラン」に関する詳しい情報は、こちらの記事でご覧ください。
これから、関東地方1都6県(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城)のFラン大学を挙げますが、ここでは2025年7月1日現在の偏差値(河合塾算出)が35以下の学科がある大学を掲載します。
東京56校
神奈川21校
千葉19校
埼玉22校
群馬6校
栃木5校
茨城7校
Fラン大学に国公立はない
以上、関東のFラン大学はすべて私立大学です。国公立のFラン大学は関東どころか、日本全国に一校もありません。
国公立大学の一般選抜では多くの場合、大学入学共通テストと大学独自の個別学力検査(二次試験)が課されます。
その仕組み上、誰でも合格できるようなボーダーフリー状態にはなりにくく、一定の学力がなければ合格は難しいのが実情です。
とはいえ、ほぼFランレベルの国公立大学は数校あります。
詳しくはこちらの記事でご覧ください。
以上、関東のFラン大学一覧でした。次に、大学を選ぶ際のポイントを見てみましょう。
Fラン大学【関東】選択のポイント
ここでは、Fラン大学の特色や就職状況、偏差値だけでは評価できないFラン大学の魅力について解説。行く意味のあるFラン大学を探ります。
- Fラン大学ランキングの信憑性
- Fラン大学では就職できないというのは嘘
- 行く意味のあるFラン大学はある
- Fラン大学でもおすすめできる大学の選び方
Fラン大学ランキングの信憑性
ネット上で見かける「Fラン大学ランキング」を参考にする際は注意が必要です。
なぜなら、個人の主観や不確かな情報に基づいているものがあるからです。偏差値の低さだけを切り取ったり、ネット上の噂をまとめたりしたものは、公平な評価とは言えないでしょう。


例えば、特定の分野で優れた教育を行っている大学や、手厚い就職サポートで実績のある大学でも、偏差値が低いというだけで「頭が悪い」と一括りにされてしまうことがあります。
このようなランキングを鵜呑みにすると、大学選びで誤った判断をしてしまう可能性があるため、あくまでも1つの意見として捉え、信頼できる情報源を基に判断することが大切です。
Fラン大学では就職できないというのは嘘
Fラン大学ではまともに就職できないのではないかと、不安に思う人がいるかもしれません。
確かに、Fラン大学卒業生が就職市場で直面する課題として学歴フィルター、つまり書類選考の段階で落とされてしまうという問題があります。
それでも、絶望的ではありません。多くのFラン大学がキャリアセンターや就職支援プログラムを通じて、学生の就職活動をサポートしているからです。
また、専門職や中小企業への就職が比較的容易であることも、この就職率を支えています。


Fラン大学卒業生でも実務経験や専門スキル、人間性などの評価軸で自己アピールすることは可能です。実際に、多くの中小企業やベンチャー企業では、学歴よりも実務能力や人間性を重視する傾向があります。
このように、Fラン大学卒業生が就職市場で直面する課題は確かに存在しますが、個々の努力や戦略によって、障壁を乗り越えることは十分に可能。希望を持てます。
学歴以外の強みを活かし、積極的な就職活動を行うことで、Fラン大学卒業生でも成功する道は開けます。Fラン大学ではまともに就職できないということはありません。
偏差値は低くても就職率がいい大学に関しては、こちらの記事をご覧ください。
行く意味のあるFラン大学はある
「行く意味のあるFラン大学なんてあるのか」と言う人がいるかもしれません。
Fラン大学と一口に言っても、その中には多様な特色と優れた教育プログラムを提供している大学が存在します。それらの大学は、一般的な偏差値の評価を超えて、特定の分野で顕著な成果を上げています。
例えば、地方都市に位置するFラン大学の中には、地域社会との緊密な連携により、実践的な学習経験を提供している大学が少なくありません。
それらの大学では、地元企業や自治体と共同でプロジェクトを行うことが一般的で、学生は実際のビジネスシーンや社会問題に取り組む機会を持てます。
地域振興プロジェクトに参加することで、地域経済や社会貢献に直接関わる経験を積むことが可能です。


また、一部のFラン大学には、特定の専門分野で高く評価される学部やプログラムが設置されています。例えば、デザインやアート、音楽、スポーツ科学など。
そのような学部では、専門的な技術や知識を深めるためのカリキュラムが充実しており、業界で活躍するための具体的なスキルを身に付けることができます。
さらに、一部のFラン大学では、国際関係や言語学、文化研究などの分野において、他大学とは異なる独自の教育プログラムを提供。
それらのプログラムは、グローバルな視点を持つ人材育成を目指しており、外国語教育や国際交流の機会が豊富に用意されています。


このように、Fラン大学の中には、特色ある教育を受けることができ、将来的に社会で活躍するための基盤を築くことができる学校が数多く存在します。
Fランであっても、自分の興味や目指すキャリアに合った学校を選ぶことが、成功への第一歩となるでしょう。行く意味のあるFラン大学はあります。
Fラン大学でもおすすめできる大学の選び方
Fラン大学の中からでも、自分にとって「おすすめ」と言える大学を見つけることは可能です。そのためには、偏差値という物差しを一旦脇に置き、多角的な視点で大学を調査する必要があります。
大学選びは将来の自分への投資とも言えます。入学のしやすさだけで選ぶのではなく、4年間で何を得られるかを真剣に考えるべきでしょう。


最も大切なのは「自分が何を学びたいか」を明確にすること。その上で、各大学のカリキュラムを詳細に比較検討します。
大学のウェブサイトでシラバスを調べ、具体的な授業内容や実習の機会、取得可能な資格などを確認することが第一歩となります。
就職支援体制や卒業生の進路も重要な判断材料です。キャリアセンターがどのようなサポートをしてくれるのか、卒業生がどのような業界や企業に就職しているのかという「出口」の情報は、大学の価値を判断する上で欠かせません。


就職率の高さだけでなく、その就職先の中身にも注目しましょう。
可能であればオープンキャンパスに足を運び、大学の雰囲気や学生の様子を肌で感じてみてください。教員や在学生と直接話すことで、パンフレットだけではわからないリアルな情報を得られるでしょう。
Fラン大学【関東】まとめ
以上、関東地方のFラン大学について書きました。
まとめると以下のとおりです。
お役に立てば幸いです。
関西のFラン大学一覧はこちらの記事でご覧になれます。
2023/11/23,2025/8/20




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