
東京都立大学って恥ずかしいの? そんな疑問がありますか?
こんな疑惑を目にしたことがあるかもしれません。
- 評判が悪いの?
- 知名度が低い?
- サークルがやばい?
- 偏差値はFラン?
実際はどうなのか。
- 誤解。悪くない
- 低いかもしれない
- 根拠のない噂
- Fランどころか準難関
これから本編で詳述します。
ネット上では「評判 悪い」「サークル やばい」「Fラン」といったネガティブなワードが散見される一方で、「教育のレベルは国立並み」「研究がすごい」「勝ち組」といった肯定的な評価もあります。
この記事では、東京都立大学に対する「恥ずかしい」というイメージの真偽を明らかにしつつ、偏差値、入試科目、学費、学歴フィルターの有無といった具体的な情報に基づいて、大学の実力や魅力を多角的に紹介します。
一部の噂や印象だけで判断するのではなく、事実に基づいて判断したい方に向けた内容です。ぜひ最後までご覧ください。
- 東京都立大学が「恥ずかしい」と言われる理由と実情
- 偏差値や入試科目から見る学力レベルの実態
- 学費や学歴フィルターなど進学、就職に関する情報
- サークルや学生生活の評判と実態
東京都立大学は恥ずかしいと思わせる4つの疑惑
まず、東京都立大学は恥ずかしいと思わせる4つの疑惑とその真相を見てみましょう。
- 疑惑1: 評判が悪いの?悪くない
- 疑惑2: 知名度が低い?名称変更が仇
- 疑惑3: サークルがやばい?根拠のない噂
- 疑惑4: 偏差値はFラン?とんでもない誤解
疑惑1: 評判が悪いの?悪くない
インターネット上で「東京都立大学 評判 悪い」という検索ワードが頻出します。だからと言って、東京都立大学は評判が悪いというわけではありません。
匿名で書き込めるネット掲示板などでは、個人的な不満や一部の出来事が誇張されて広まる傾向があります。
また、他の難関大学と比較した上での主観的な評価や、大学の一部分だけを見て全体を判断しているケースも考えられます。

大学の口コミサイト みんなの大学情報 で見る東京都立大学の評価は上々。とても評判が悪いとは言えません。
大学の評判に関しては、大学の公式発表や複数の卒業生の声、第三者機関による大学評価など、客観的な情報を多角的に集めて判断することが重要でしょう。
ネット上の断片的な情報だけで、「評判が悪い」と結論づけてしまうのは早計です。
疑惑2: 知名度が低い?名称変更が仇
東京都立大学は以下のとおり、名称が変わっています。
この一連の名称変更で大学の知名度が下がったことは否めません。
長年親しまれてきた「東京都立大学」というブランドイメージが揺らいだり、旧名称に愛着を持つ関係者から、不満の声が漏れたりすることも十分考えられます。

しかし、重要なのは大学の名称ではなく、教育、研究の内容や実績です。現在の東京都立大学は、旧東京都立大学からの歴史と実績を引き継いでおり、教育機関としての質が低下したわけではありません。
名称変更の経緯を知らないと、大学の本質を見誤る恐れがあるため、表面的なイメージだけでなく、教育内容や研究実績にも目を向けることが大切です。
疑惑3: サークルがやばい?根拠のない噂
ネット上では「東京都立大学 サークル やばい」という検索ワードが頻出します。
しかし、それは根拠のない噂。大学全体のサークル活動の実情を反映しているわけではありません。
サークルでの過去の出来事や特定の活動が誇張されて伝わり、「やばい」という印象につながっている可能性は十分考えられます。

入学後には新入生向けのサークル紹介イベントなどがあるはずです。実際に自分の目で活動の様子を見たり、先輩の話を聞いたりして、自分に合ったサークルかどうかを判断することをおすすめします。
東京都立大学学生広報チームが提供する各部活・サークルの新歓動画はこちら:
疑惑4: 偏差値はFラン?とんでもない誤解
東京都立大学がFラン大学であるという認識は、明確な誤りです。
学部別の偏差値と共通テスト得点率(2025年7月1日更新)は以下のとおり。
| 学部 | 偏差値 | 共テ得点率 |
|---|---|---|
| 人文社会学部 | 57.5~60.0 | 79%~86% |
| 法学部 | 60.0 | 81%~82% |
| 経済経営学部 | 57.5 | 73%~79% |
| 理学部 | 55.0~60.0 | 70%~80% |
| 都市環境学部 | 52.5~60.0 | 71%~84% |
| システムデザイン学部 | 52.5~57.5 | 69%~82% |
| 健康福祉学部 | 52.5 | 63%~76% |
Fランどころか準難関。東京都立大学は関東の準難関国公立大学群、筑横千都(筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、東京都立大学)に属します。
なのになぜ、ネット上に「東京都立大学 Fラン」という検索ワードが出るのか。前述のとおり、知名度に欠けるためかもしれません。
「Fラン」という言葉の定義に関しては、こちらの記事をご覧ください。
次に、東京都立大学は恥ずかしい大学ではないと言える理由を見てみましょう。
東京都立大学は恥ずかしい大学ではないと言える理由
- 厳しい入試科目を突破する必要性
- 教育水準は難関レベルの国立大学並み
- 研究や実績が「すごい」と評価される点
- 公立大学ならではの魅力的な学費
- 学歴フィルターの心配は無用
- 卒業生は社会の勝ち組になれるのか
厳しい入試科目を突破する必要性
東京都立大学の入試は試験科目が多く、総合的な学力が要求される厳しいものとなっています。
一般選抜では、基本的に大学入学共通テストと、大学が独自に実施する個別学力検査(二次試験)の両方を受験する必要があります。
共通テストでは文系、理系ともに、幅広い科目で高い得点率が求められる傾向にあります。加えて、二次試験では思考力や記述力、応用力を問う問題が多く出題されるのが特徴です。

具体例を挙げると、共通テストでは5教科7科目の対策が必要となるケースが一般的。
二次試験では学部、学科の専門分野に関連した深い知識を問う論述問題や、難易度の高い数学の問題、長文読解や自由英作文を含む英語の問題などが出題されることがあります。
これらの試験を突破するには、高校での学習範囲を網羅的に理解し、さらにそれを応用する力を養う必要があります。計画的な学習と継続的な努力なしに合格を勝ち取ることは難しいでしょう。
具体的な入試科目は 大学公式サイトの入試案内 でご覧ください。
教育水準は難関レベルの国立大学並み
東京都立大学は公立大学ですが、その教育水準は多くの難関国立大学と比べても、遜色のないレベルにあると言えます。
これは、旧東京都立大学時代から受け継がれてきた学術的な伝統と実績、各分野の専門知識を持つ経験豊富な教授陣、東京都からの財政的な支援に支えられた充実した教育環境があるからでしょう。
入学時の難易度が高いだけでなく、入学後のカリキュラムや研究指導においても、質の高い教育が提供されています。
例えば、多くの学部で専門分野を深く学べる少人数制のゼミや演習が用意されており、教員から直接丁寧な指導を受けられる機会が多いのが魅力です。

また、留学制度や海外の大学との研究交流、就職活動をサポートするキャリア支援プログラムなども充実。学生の成長を多角的に支える体制が構築されています。
外部の大学評価機関によるランキングや、科学研究費補助金の採択状況などを見ても、一部の分野では難関国立大学を上回る評価を得ているケースも見られます。
このように、教育研究の質においては、十分に国立大学と比較しうる高い水準を維持しています。
研究や実績が「すごい」と評価される点
東京都立大学は、国内外で注目される優れた研究成果を数多く挙げており、その研究力や実績は特筆すべきものです。
その背景には、各分野で国際的に活躍する研究者が多数在籍し、最新鋭の設備を備えた研究施設など、最先端の研究に打ち込める環境が整っていることが挙げられます。
また、公立大学として、首都東京が直面する多様な都市問題の解決に貢献する研究や、学際的な研究プロジェクトなども積極的に推進。
具体的に見ていくと、世界的に権威のある学術雑誌への論文掲載や、国からの大型研究費の獲得といった実績が多数報告されています。

理学、工学といった自然科学分野はもちろん、人文科学、社会科学の分野においても、独創的で質の高い研究が行われ、社会に貢献。
例えば、環境問題への取り組み、AI技術の応用、健康長寿社会に関する研究などで、特色ある成果が見られます。
これらの研究活動の活発さは、大学の公式サイトやニュースリリース、研究成果報告書などで確認することが可能です。
卒業生が各界で活躍していることも、大学の研究レベルや教育水準の高さを示す1つの証と言えるでしょう。
公立大学ならではの魅力的な学費
東京都立大学を選ぶメリットの1つは、公立大学ならではの学費の安さ。経済的な負担を抑えながら、質の高い教育を受けられる環境が整っています。
入学料と年間授業料(2025年度)は全学科共通で以下のとおりです。
| 入学料 | 282,000円 東京都民は141,000円 |
| 年間授業科 | 520,800円 |
このように、経済的な理由で大学進学に悩む受験生にとって、東京都立大学の学費は大きな魅力と言えるでしょう。
学歴フィルターの心配は無用
東京都立大学の学生が学歴フィルターに引っかかることは、まずないでしょう。
その理由は、東京都立大学が全国的に見ても難関大学の1つとして認知されており、その教育水準や学生の質が高く評価されているためです。
その点で、こちらの記事は当を得ているように感じます。
学校名で振り落とされることはないが、入学時の偏差値の高さの割に就職活動では苦戦する人が多いようだ。
しかし一方では、「地方国公立の中では敵なし。旧帝大にはかなわないが、私大エリートとなら張り合える。理系には教授枠もある」「東大、早慶と並べられても、大学名で切られることはない」「『特殊な大学』と見られる。特殊だから採用するかしないかは、企業によって極端に分かれる」という声もある。
ダイヤモンド・オンライン
実際に東京都立大学の卒業生は、多様な業界の有名企業や官公庁などで多数採用されています。(具体的な就職先に関しては、東京都立大学キャリア支援課各種データ をご覧ください)。
もちろん、最終的な内定獲得には学歴だけでなく、学生個人の能力、経験、人間性、そして十分な選考対策が不可欠であることは言うまでもありません。
しかし、学歴が原因で選考の土俵に上がれないといった、学歴フィルターの影響を過度に心配する必要はないと言えます。
卒業生が社会の勝ち組になるための土台
東京都立大学の卒業生は、自動的に社会の「勝ち組」になれると断言することはできません。「勝ち組」の定義は、個人の価値観によって異なるからです。
しかし、東京都立大学で得られる学びや経験、大学自体の社会的な評価は、卒業生が社会で活躍するための強固な土台となり得ます。

高い専門性、論理的な思考力、問題解決能力などを身につけられる教育環境は、その後のキャリア形成において大きなアドバンテージとなるでしょう。
前述のとおり、就職活動においても有利な場合が多く、多様な進路選択の可能性が広がっています。
実際に、多くの卒業生が有名企業、官公庁、研究機関、専門職など、社会の様々な分野で重要な役割を担い、活躍しています。
これは、大学で培った能力が社会で高く評価されていることの1つの証左と言えるかもしれません。

ただ、大切なのは肩書きや収入といった外面的な要素だけでなく、自分自身が納得できるキャリアを築き、充実した人生を送ることでしょう。
東京都立大学での学びは、そのための多様な選択肢を提供し、目標を実現するための力を与えてくれる可能性を秘めています。
東京都立大学は恥ずかしいのか【まとめ】
以上、「東京都立大学は恥ずかしいのか」という疑問ついて書きました。
まとめると以下のとおりです。
お役に立てば幸いです。
2025/4/18,8/11

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